チャイナなブログ ANDOR Kishimura

三国志など中国語のドラマや日常情報について綴ります

中国時代劇「精忠岳飛」に出てくる絶品話芸

昨日は終戦記念日でした。

戦死した叔父の部下の方々に、戦争のおぞましい体験を子供時代に聞かされ、戦争とは普通の人を狂人にしてしまうもの、と子供時代に実感しました。

「だって、戦争に行きたくないじゃん」=「だって、人殺ししたく無いじゃん」、極めて正しい考え方だと思います。
人殺ししない事がいつから利己的になったのか、全く理解に苦しみます。
 
さて、久しぶりに中国ドラマの記事です。
 
最近視ているのは「精忠岳飛」で、宋時代の英雄「岳飛」を描いたドラマです。
三国志を超える、と言うふれこみだったので、かなり期待しましたが正直に言うと「残念」な感じです。

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ただ、主人公の「岳飛」を演じた「黄暁明さん」がすごくカッコよくて、アクションもキレが良かったです。
「新上海灘」にも出演されていました。

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彼は 俳優、歌手でビジネスパーソンとしても紹介されています。
2012年 北京大学ExecutiveMBAも取った、なかなかの方のようです。
 
でも、私が最も興味をひかれたのは、劇中で「講釈師」をしていた女性。

このドラマではストーリーテラーが劇中に出て来て、宋時代の庶民を前に「岳飛伝」を語るのですが、これが絶品なのです!

語り口は日本の講談に似ています。
馬の駆ける音や風の音を声で再現し、状況によっては見栄を切ったりもします。
 
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中国では「評書」と言われ、「岳飛」が活躍した「宋代」から発達した民間芸術だそうです。
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劇中で語っていた女性は「劉蘭芳さん」と言う方で、評書表現芸術家として中国で第一人者だそうです。
彼女の最も有名な評書が「岳飛伝」で、CDも出ています。
他にも「楊家将」「紅楼夢」など約30編余り有るとの事。
 
彼女の「評書」場面では、臨場感溢れる語りで、私はドラマよりずっと面白かったです。
(俳優の皆さん、ごめんなさい)

中国の話芸も日本に負けず、すごいですね~。