三国志 呂布と貂蝉 ≪three kingdoms≫
私がハマっている「高希希」(ガオシーシー)監督の三国志は、中国では「新三国」と呼ばれて、ネット上では賛否両論の意見が結構交わされていたようです。
それは、高希希さんが新しい解釈を加えているからで、昔ながらの三国志が好きな人には引っかかるものが有るからかもしれません。
ただ、これは1800年くらい前のお話ですから、正直本当かどうか分かる人はいませんよね。
私個人としては 高さんの「新三国」、良いなあと思っています。
高希希さんはインタビューで、「呂布と貂蝉の愛情のエピソードで新しい解釈を加え、人物の内面を描き出すようにした」こと、「女性をモノ扱いする連環計では、貂蝉のセリフを通して反抗する気持ちを出させた」と語っています。
私はまだ序盤しか見ていませんが、「呂布と貂蝉」のエピソードには時間をすごく割いているのに、本編の「桃園の誓い」は本当にチラッとかすっているだけ。(この辺も昔ながらの三国志ファンには耐えられないところみたいです)
しかも二つのプロットは、正反対の個性を表現しているように見えます。
曹操は現実的で、自己の野望をハッキリと持っていて、その実現の為にはあらゆる手段を取っていく、合理的な人物。
呂布は、自分の感情に正直で純粋、しかし思慮には欠け単純な思考の人。