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三国志など中国語のドラマや日常情報について綴ります

三国志 曹操と呂布 ≪three kingdoms-18~19≫

ハマっている中国語ドラマ「新三国」は19集まで見終わりました!
毎日時代劇中国語を耳にしているせいか、「必勝无疑」とか「易守難攻」みたいな言葉が出て来ます
ちょっと困ったな~。
 
さて、ドラマの18集は序盤の決算みたいな集で、これまでのヒーローやヒロインを改めて際立たせ、そして退場させる盛り上がりがありました。(呂布貂蝉は18集と19集で姿を消します。さみしい~)
 
この「新三国」、人物像の輪郭が明確で、個人的にはジョン・ウーの「レッドクリフ」より遥かに深みがあり、面白みもあると思います。高希希監督、ただものじゃないです。
 
確かに潤沢な予算があるので、セットや衣装、小物背景など全てリアリティが有り、どの場面を切り取ってもまるで絵の様です。光線の当たり方、砂煙などもとても効果的で、画面に奥行も出ています。
正直、日本のドラマより優れていると思いました。
 
序盤のヒーロー。それは曹操呂布
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この二人、今までの三国志演義とは全く違った側面が表現されていて、とても良かったです。
 
一言で言えば、呂布は「天真」 曹操は「実利」。
正反対のようですが、高監督はどちらも否定はしていません。
 
ドラマでは、呂布の妻「貂蝉」も名参謀「陳公台」も曹操の捕虜となって、曹操から自分に従って欲しいと誘われますが、二人とも死を選び永遠に拒絶します。
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陳公台
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呂布は武力こそ天下無双ですが、知将とは言い難いのに、なぜ二人が最後まで彼に着いたのか?
二人はこう言っています。
呂布は無知で子供みたいだが、情があって、人としては曹操より遥かに清潔だ」
これこそが、呂布の魅力だったのでしょう。
 
一方の曹操は、二人から散々になじられても、全く怒らず動じず、懐の深い腹の座った事を言ってのけます。
「自古以来、大奸似忠 大偽似真」 (昔から 奸が極まれば忠のようであり、偽りが極まれば真の様になる)
「人は自分を奸臣というが、自分は人の評価など全く気にしない。自分の野望を実現できるなら、君子でいることより、むしろ奸臣を選ぶ」
すごい人ですね。自分の欲しいものがクリアで、ある意味で達観しています。
 
正反対のように見えて、実は二人とも自分が大事に思ったものにストレートでした。
 
中盤からの展開はどうなって行くんでしょう。
これからもとても楽しみです!