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三国志など中国語のドラマや日常情報について綴ります

再び「三国志」江東の孫策、弟孫権に託す

最近何故か三国志(2010年版)がどうしても観たくなり、既に第36集目に差し掛かっています。

以前観たのが2012年だったので、ずいぶん前になりますね。

年をとったせいか、最初観たときとは、感じるところが違って来ます。
戦闘場面は見たくなく、敵でも兵士や兵馬が殺されたり傷つくのは辛く感じます。(撮影とはいえ、怪我してないかな……)

以前の記事でも書いていたようですが、やはり江東(後の呉)のエピソードは、響くものが有りました。

第34集で、江東の孫策が狩猟中に山賊?に瀕死の重症を追わされ危篤となり、国の一切を弟の孫権に託そうとします。

当時孫権は18歳。
「自分には荷が重すぎる。老将達の子供より若い自分の言うことなど、誰も聞かない」と固辞します。

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その時の孫策のセリフが心に残りました。

「戦地での戦闘では君は私に及ばない。だが弟よ、人材を見抜き登用して国を繁栄させる才は、私は君に及ばないのだ。」

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うーん。深いなあ。
実践する人と、率いる人の違いか……。

とても心に残ったので調べると、三国演義にこのセリフの原型が有りました。

「挙江東之衆,決機于両陣之間,与天下争衡,卿不如我。
挙賢任能,各尽其心,以保江東,我不如卿 」

「挙賢任能」(能力有る人材を抜擢し、任せて行くこと)は「礼記」に出典が有るそうです。

礼記」については、Wikipediaをご覧下さい↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A4%BC%E8%A8%98

何だか深いなあ。感動……