楚漢伝奇(項羽と劉邦) 第9集
本日は 第9集まで行きます。
ここは前半の山場の一つだと思います。
(★画像は全て風行網から転載しています)
(★画像は全て風行網から転載しています)
劉季は山賊の頭領と言う訳ですが、一応盗みはしても、殺しはしない、村人を殺せば死罪になるとルールを決めます。(鬼平犯科帳の盗賊みたいですね…)
始皇帝はやはり不老不死を求め、東への旅に出ます。
大体、怪しげな仙薬などを服用していたので、逆に体を悪くしたのではないかと思いますが、この旅の途中で遂に吐血してしまいます。
始皇帝は自分の寿命が尽きようとしているのを悟り、宦官の趙高に最期の詔を記すよう命じます。
部下の宦官たちを呼びつけ、さも始皇帝が生きているかのように替わりに食事をさせます。
この時は鹿の尾を食べさせられました。
(これも仙薬なのか・・・?)
(これも仙薬なのか・・・?)
さて、ここからが趙高の見せ場です。
始皇帝の亡骸を前に今まで封じ込めていた自分の思いを吐露します。
趙高がなぜ宦官になったのか、諸説ある様ですが、いずれにしても家族か自分自身かが罪を得て宦官になったようです。
趙高自ら宦官は人ではなく虫けらだと言っており、非常な劣等感が有った様にドラマでは描かれています。
虫けらみたいな自分だが、皇帝に替わって生きながらえることを誓います。
この時に扶蘇を排して、胡亥を推そうと決めたのでしょうね。
胡亥は皇帝になりたい欲望を押さえられず、最初は恐れていたものの、趙高の企みに安々と乗ってしまいます。
これで、三人は一蓮托生、運命を共にする仲になった訳です。
こちらは劉季。
弟分達と山中にアジトを作り、食料を得る為に強盗団となります。
劉季達も盗みはしても、人殺しはしない、人を殺せば死罪、とルールを決めますが、盗みに入った先で一人が誤って老人を殺してしまいます。
皆彼をかばいますが、劉季はこれを見抜き、ルールは山の如しと、刑を決行します。
劉季はもはや泗水亭の気の良い兄貴分だけではなく、厳しいリーダーの一面も持つようになって行ったのでした。
次回は第10集です。