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三国志など中国語のドラマや日常情報について綴ります

三国志 中国で大絶賛。参謀 魯粛≪three kingdoms-38~57≫

新三国、現在第59集を見ているところです。
 
三国志と言えば「赤壁の戦い」が有名ですが、赤壁後の三国志はまた奥が深い。
ちょうど米ソ冷戦時の外交戦略を見ているようです。
 
中国では1800年前からこんな外交戦略が実践されていて、また「兵法」として体系化されているのですから、すごいですね~。日本はこのような国と向き合って行くのですから、心してかからないと・・・
 
さて、東呉「孫権」の軍師「魯粛」です!
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諸葛亮司馬懿に比べて、ネームバリューは低いですが、大した人ですよ~。
私はこの「新三国」を通して彼の大ファンになりました。
 
この新三国の「魯粛」は、真実の魯粛に近いと、中国でも大絶賛されていたようです。
正史三国志では、非常に評価の高い人なのに、なぜか三国志演義ではドン臭いキャラで登場するので・・・。
 
魯粛は字を「子敬」と言います。
元々裕福な地元の豪族の生まれだったそうですが、士大夫階級ではなかったようです。
体格が立派で、地元の少年たちを集めて武術をしたりもしたようですが、書を好み、貧しい人たちに私財をなげうって寄付などもしていたそうです。
周瑜と旧知の中で、周瑜の推薦で孫権に仕えるようになったらしいです。
 
孫権がすごいのは、このような才有る人を見抜く力があること。
だって、孫権が東呉を継いだときは未だ19歳だったんですから・・・大したお子です。
 
魯粛は、常に冷静沈着でしたが、スケールの大きな戦略を立てる、冷静にして大胆な智謀溢れる人。
だから、曹操が南下してきたとき、孫劉連盟を結び曹操に対抗する策を唱えていました。
 
当時曹操の勢力は圧倒的。孫権陣営は殆どが曹操投降が良かろう、と言っていました。
それなのに、です。
 
下の地図は赤壁の時の勢力図ですが、茶色が曹操、緑が孫権、茶色の下の濃いピンクが劉備。(わかりにくいです)
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茶色の曹操が大きいのは一目でわかりますが、劉備の勢力は小さいながらも、キーになりますね。
ここを同盟関係で結んでおくのは賢いですね~
 
周瑜が亡くなったあと、周瑜の遺言もあり、魯粛は東呉の大都督になります。
彼が大都督になってから、兵力は更に強化されたそうです。
 
諸葛亮とも交友関係を結んでいたようで、できる人はできる人を理解する、と言うのでしょうか・・・
惜しむらくは彼は短命で、46歳で亡くなってしまいますが、諸葛亮はお葬式にも参列したそうです。
 
このドラマで魯粛を演じているのは「霍青」さんです
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写真の「霍青」さんはお茶目な感じで、ドラマの重厚な感じとちょっと違いますね。
「霍老師」と呼ばれているので結構お偉いさまなのかな・・・。
彼は最初は劉備をやりたかったそうですが、台本を読んで魯粛をやる事になったそうです。
 
大陸では、孫権周瑜魯粛達の「東呉」のエピソードや、「東呉」と諸葛亮劉備の絡みがもっとも素晴らしい、と評価を得ているそうです。私も同意見です!
出ている俳優さん達の魅力もありますね~。
孫権魯粛。「張博」さん演じる「孫権」 カッコいいです↓
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台湾生まれの「黄維徳」さんが演じる「周瑜」。これまたカッコいいです。
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 魯粛は見た目は…ですけど、中身がカッコいいですね~。