アジア な  ブログ

三国志など中国語のドラマや日常情報について綴ります

1980年代の上海~北京びっくり旅2

前回 の続きです。

 

上海虹橋空港でホテルがなく困っていた私。(空港で野宿しようとしていました)

 

ハンサムな日本語ペラペラの男性が (この人とは初対面です)

 

『あなた、ホテルがないですか?じゃ、紹介しましょう』

 

私は、なぜか何の警戒心も持たず、

 

『はい、お願いします』

 

男性
『私は日中旅行社のものですから、この名刺を見せたら良いです』と名刺をくれました。

 


『あ、ありがとうございます。でも私、中国語が話せないんです』

 

男性、
『そう。じゃ通訳を派遣してあげますよ』

 

『え!つ、通訳をですか?』

 

『そう。良いから前のタクシーに乗って、早くホテルへ行きなさい』

 

『あ、ありがとうございます!』

 

キツネに摘まれた様になりながらも、ひょっとして神様じゃないのか、と感激しつつタクシーに乗り込みました。

 

ホテルに無事着き、またボケっとしていると、はたして、本当に通訳の人が現れたのです!

 

『あなた、岸村さん?』

 

『はい』

 

『私通訳です。ちょっと待ってて』

 

と、ホテルのカウンターまで行き、少し話したかと思うと戻って来て、

 

『あなた、大丈夫ですよ。私が安く泊まれる様にしたから。じゃ!』

 

と言うとホテルの前に泊めてあった車に乗って、風の様に去っていかれました!

 

仮面ライダーみたいな人だ…カッコ良すぎる…

 

と、私は御礼を言う間もなく、またまた呆然と立ち尽くしたのでした。

 

しかし、奇跡はまだ続くのです。後は後日に。