チャイナなブログ ANDOR Kishimura

三国志など中国語のドラマや日常情報について綴ります

三国志 赤壁 周瑜の分析 ≪three kingdoms-38~42≫

「新三国」は第42集を視聴中です。
 
この回は、かの有名な「赤壁の戦い」火攻めの真っ最中!!
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「スゴイ!!!」の一言です!
 
ジョン・ウーの「レッドクリフ」も観ましたが、正直、こちらの方がずっと大迫力です。
スケールの大きさ、兵士の死闘のリアルさ、暗闇と火焔の対比、どれ一つとってもスゴイ。
なんと「ロード オブ ザ リング」の制作スタッフも参加しているそうですね。
それでも、中国でこれほどの映像が作れるなんて・・・・
 
私は、鳥肌が立ち、涙が出ました。
プロの仕事人たちがプライドを掛けて作ったものは、十分に人を感動させるんですね!
一見の価値ありです!!
 
ところで、この「赤壁の戦い」を見て感じるのは「劉備軍も諸葛亮も、あんまり何もしてないな〜」ということ。
実際、水軍は呉の軍隊だし・・・
 
新三国では 諸葛亮が火攻めに必須の「東風」を起こすために「奇門遁甲」の術を使い風を起こす、となっていますが、これは胡散臭いですよね〜
新三国は基本「三国志演義」に基づいているので、このストーリーになるんですが、まさか諸葛亮は妖術使いではないでしょうからね・・・、
火攻めについても、諸葛亮周瑜も同じ作戦を考えていたことになっていますが、三国志とは筋書きがかなり違いますよね。
 
そこで、またまた互動百科の「周瑜」です。
http://a3.att.hoodong.com/23/26/01300000157105121159269260742.jpg
周瑜三国志演義の彼とはかなり違って、冷静なアナライザーで弁の立つ人。
 
 
 
曹操が南下し、呉を脅かそうとしたとき、曹操サイドから「孫権の子を人質に寄越せ」と言ってきたのですが、これに対して呉陣営は真っ二つに分かれました。
 
「迎曹」派と「拒曹」派に分かれたのですが、大方が「迎曹」派でした。
 
 
 
それもそのはず。その時の曹操の勢力は 水陸併せて80万と言われ、対し孫権軍は5万くらい。
 
常識的に考えれば、投降案が妥当です。
 
呉の大臣達は、数からくる恐怖に支配されていたのです
 
 
 
演義」では諸葛亮孫権を説得し、そして周瑜をも説得したようになっていますが、実は周瑜が説得したらしい。
 
頭から「無理!無謀だ!」と思っている人たちを説得するのは、確固たる信念と論拠がないとできません。
 
 
 
周瑜の分析はこうです。
 
 
 
・天意と大義名分
 
曹操は漢室献帝を操り、朝廷の名のもとに私腹を肥やしている。丞相と言いながら実際は賊ではないか。
 
我々は賊を討つのだから、曹操は当然の報いを受けるはずだ。
 
 
 
・風評と実際の違い
 
兵力80万と言うが、冷静に計算するとそうではない。
 
曹操が中原から連れてきたのが15万くらい、投降した劉表の水軍が多く見積もって8万である。
 
実際は20万そこそこである。
 
 
 
・地の利 
 
曹操は北の人であり、長距離を南下してきた兵士はかなり疲弊している。
 
加えて気候や水にも慣れていないので、15万の兵でかなりの数のものが体調を崩すだろう。
 
ホームとアウェイの違いですか。
 
 
 
・人心
 
劉表の水軍は従ってはいるものの、占領されたのだから、心の中では曹操を信頼はしていない。
 
ヤル気の無い兵士など、恐るに足りない
 
 
 
曹操軍の内患
 
本拠地がまだ安定していなく、曹操軍は南下しているうちに後ろから攻撃される危険性がある
 
 
 
素晴らしい分析ですね。
 
天意から始まり、虚実の差、曹操軍に起こる脅威と非常に納得できるものばかりです。
 
もちろん、これらに対する自軍の強みもキチンと述べています。
 
 
 
いやー現代にも十分使えますよね〜
 
 
 
曹操諸葛亮も「心を制す」事が重要だとよく言っていますが、周瑜もまさに心理的先制パンチを受けている人達を現実に戻し、目の前で一つ一つ料理してみせたのですね。
 
 
 
これで孫権は納得し、大臣たちに「拒曹」の大方針を出したのです。
 
 
 
パチパチパチ(拍手の音です)お見事!
 
 
 
結局、この火攻めで孫劉の連合軍は大勝利しましたよね。
 
規模だけで勝てるわけじゃない、その中身が重要で、知恵を使えば「小」でも十分「大」に勝てる事を教えてくれました。
 
 
 
ジョン・ウー「レッドクリフ」では、「三国志演義」じゃなく「三国志」の周瑜の方を強く出してたんですね〜
 
だから、周瑜が主人公だったんだ・・・
 
ジョン・ウーさん、ごめんなさい。私の勉強不足でした・・・
 
 
 
補足ですが、周瑜はすごく男前だったそうです。
 
おまけに音楽に通じていて、酔っていても演奏でどこが間違ったか分かったそう。
 
モテただろうなあ・・・・