アジア な  ブログ

三国志など中国語のドラマや日常情報について綴ります

中国語との出会い-5

またまた、時間が過ぎ去りました。気が付けば、既に師走です。(^_^;)
光陰矢のごとし‥‥歳取る訳だ‥‥

前回の続きです。
源氏物語を書いた紫式部が生きていた頃のお話をしていました。

ところで、今《源氏物語》が上映されていますね。まだ観ていませんが、ぜひ観たいと思います。

さて、あの時代最高権力を握る為には、天皇さんの義理の父親になる事が必要でした。

その為に自分の娘を天皇さんに嫁がせるんですが、娘にもハクを着ける必要があります。

何と言っても天皇さんの奥さんですから、それなりの教養も必要なわけで‥‥。

それで手っ取り早いのが、教養ある女性達を周りに侍らせてしまう事でした。
こんな女性達を《女房》と呼んでいました。

彼女らは、天皇さんの奥さんの先生みたいな役目もありました。

その頃は一夫多妻が普通なので、天皇さんにも何人も奥さんがいて、奥さん同志も張り合っていました。
ライバルが才女だと噂がたてば、自分も負けじと勉強する訳ですが、その頃のインテリは漢文の素養が絶対条件。

漢文は表向きは男性の学問でしたが、女性でも出来る人達が結構いました。

紫式部清少納言はその代表選手です。

紫式部中宮彰子に仕え、清少納言はライバルの定子に仕えていました。(中宮とは天皇の奥さん達の位の一つです。)
それでもって、彰子さんは藤原道長の娘さんで、道長さんは最高権力を握ろうと必死でしたから、その頃源氏物語で有名だった紫式部も雇われた訳です。

インテリは中国語が読み書き出来るのが当たり前です。源氏物語にはエリート男性が多々出てくる訳で、彼等は漢文や和歌を縦横無尽に使いこなします。
と、言う事は、作者の紫式部にも相当な知識が有ったんですね~。

なので、源氏物語には漢籍や和歌が至る所に散りばめられています。
ですから、源氏物語を読みこなす為には、読む人にも知識が必要になってきます。

源氏物語には現代語訳が幾通りかありますが、訳注が大変多く、読むのは結構大変です。一つの文章の中に引用がありますから(^_^;)

で、私は源氏物語を読みたいが為に漢文に興味を持ち始めたのでした。

次回へ続く。(^_^;) 後少しで終わり(-。-;