前回から時間がかなり経ってしまいましたが、続きです。
前回の記事はこちらをご覧ください。↓
親戚のお姉さんから「紫式部」の伝記本を貰った私は一気に読破してしまいました。
小学校6年位のことです。
中学1年生が読むには、余りにもマセた本でした。
三拍子も四拍子も揃った「光源氏」は 自分から頑張らなくても、女性の方から寄ってきます。
中学生だった私は、その恋愛話の機微にまで触れることはできませんでした。
(今から思えば当然)
(今から思えば当然)
その代りに小説に出てくる衣装、インテリア、香りなどにしびれてしまい、平安時代ってオシャレな時代だったんだなあ、とそちらに深く引き込まれました。
「源氏物語」に出てくるのは、ほとんど貴族の人たちです。
この頃の貴族は「漢詩と和歌」が詠めなければ、まっとうなコミュニケーションが出来ず、変わり者と思われて相手にされませんでした。
私は「そしたら、本当に日本の古典を理解するには、中国の古典を勉強せんとアカンの?!」とショックを受けたのでした。
この続きは次回に。