大阪北部地震 困ったこと
先日の大阪北部地震、被害に遭われた方々に心よりお見舞い申し上げます。
私は自宅で出勤直前でしたが、下から突き上げる様な音と揺れに、久しぶりに怖い思いをしました。
阪神大震災を経験し、もう大きな地震には遭わないだろうと高を括っていましたが、日本は侮れません。
日本中どこでも地震の可能性が有ることを、改めて思い知らされました。
実家はまさに北摂にあり、おまけに古い家なので、壁などに少しひび割れが出来たようです。
食器もかなり割れましたが、家族にケガは無かったので、軽度で済んだ方だと思います。
ただ、ガスは暫く使えなかったようです。
JR私鉄とも鉄道は全面的にストップし、余震(本震?)の恐れも有ったので、会社は即座に臨時休業に決めました。
でも、連絡しようにも電話は全く通じない!
一番通じ易かったのはショートメールでした。
阪神大震災の時も通信手段に困りましたが、あの時はまだ公衆電話がありました。
でも、今はほぼありません。
なのに、スマホも固定電話も回線がパンク状態だとどうしようもないです。
この点は、あまり教訓が活かされていない様に思います。
また鉄道が止まっているのに、空車のタクシーが使えなかったのです!
タクシー業界は、営業の縄張りがあり、大阪のタクシーは兵庫県では乗せられない、兵庫のタクシーは大阪では乗せられないルールが有ります。
お互いの利益を守る為に必要なんだと思いますが、被災した時までこのルールを守らないといけませんか?
多くの人が帰宅できないのに、兵庫県のタクシーは大阪で空車のまま素通りして行くのです!
このルールを守らないと、営業停止になるらしく、運転手さんには死活問題だから、彼らを責めることはできません。
でも国土交通省は何をやってるんでしょう。
直ぐに臨時対応のアナウンスをすれば良いだけなのに、何も対応しませんでした。
被災時でも、兵庫のタクシー運転手さんは申し訳ないと思いながらも、素通りで帰るしかないんです。
タクシーを待つ人達は本当に虚しい思いをされたと思います。
日本中地震のリスクだらけなのですから、現実に即した対応を切に願います。
それに比べて、ボランティアの方々には頭が下がります。
たくさんの善意を本当にありがとうございます!感謝しかありません。
政府はアカンけど、日本の人は本当に素晴らしいですね!