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三国志など中国語のドラマや日常情報について綴ります

三国志 天才医師 華佗(かだ) ≪three kingdoms-第71集≫

三国志と言えば、勇猛な武将や頭脳明晰な軍師を思い浮かべますが、今回は医師のお話です。
「華陀(かだ)」とは変わったお名前ですが、この方は今も「医神」と中国で称えられている名医です。
三国志演義では、曹操関羽の治療をしています。
史実では 曹操の頭痛を針で直したので、侍医として引き留められたそうです。
しかし、曹操の待遇に不満を持ち、故郷に帰ったまま戻って来なかったので、曹操の怒りを買い、拷問の末に殺されたらしい。お気の毒ですよね。
 
曹操自身は、自分勝手ですが、後になって華陀を死なせた事を後悔したそうです。
だって、その後誰も自分の頭痛を治せないし、可愛がっていた息子「曹沖」の病気も治せる医者がいなかったので。
 
華陀は鍼灸の名人だったようで、ツボを著した図があります。現在も使われていますよね。

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また「五禽戯」なる「体操」みたいなものも発明しています。この体操は血流を良くして病気を防ぐのだそうです。「五禽」は虎、鹿、熊、猿、鳥の5種類の動物で、これらの特徴的な動きを取り入れたものだそう。
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ょっとヨガのポーズにも似ているし、中国拳法の技にも似ている気がします。
血流なんて、現代でも十分通用する考え方ですね。
 
おまけに、全身麻酔を発明し、外科手術まで施したそうです。
本当ならすごい天才ですよね。
 
ちなみに「華陀」を主人公にしたテレビドラマも創られています。(肖像画よりかなりイケメン)
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曹操が死なせなければ、もっと中国医療に貢献されたでしょうに…残念!