前回の続きです。
中学での漢文の授業にワクワクしていた私でした。
が、漢詩には韻を踏む、と言うルールが有って、日本語の発音では、その辺がさーぱり分かりませんでした。
「先生、中国語で読んで下さい」と言っても、そんな先生はいないし。
更にダメ押しが。
古文の先生の友人で、大学の偉い先生が特別講義をして下さる機会がありました。
その時のテーマは「松尾芭蕉」。
かなり面白い内容でした。
今でもハッキリ覚えているくらい。
~俳句は詩の仲間であり、全ての詩は発音と大きな関係がある。声に出して読むと読む人自身の気持ちも左右させる。例えば、「荒海や 佐渡に横たふ 天の川」と言う句は、五七五の最初の言葉が「あ行」の音。あ行は口を大きく開けて息をたくさん吐く。あ行の発音は呼吸運動量が増える。この音を頭に据える事で句のダイナミックさが表現できる~
何と素晴らしい解説ではありませんか!
な~るほどな~。
じゃあ、益々発音大事やん!
どこで中国語の発音教えて貰えるんだろう。まさか、親に言ったら「はぁ?英語も出来んのに何言ってんの?」と逆に叱られるのがオチです。
すっかり落込み、中国語を殆ど諦めて行くのでした。
次回へ続きます。(^_^;)