先日あるコンサルタントの先生から、さる社長がご自身の経営哲学を著した本をお借りしました。
大変ご苦労された様ですが、常に目の前の山から逃げる事なく果敢に越えて来られた胆の座った方だと思いますす。
大変勉強させて頂きましたが、違う考え方だなぁ~と感じる部分もありました。
その社長は、木の年輪と会社の成長を重ね合わせ、年輪が少しずつ輪を重ねる如く、急成長は不要と説いておられました。
経営も自然の成長と歩調を合わせるべき、だと。
確かに一理はあります。
だが、しかし。
自然に学ぶ部分は共感しますが、私の考え方は少し違います。
樹木に年輪はありますが、真ん中だけは芯の様な太い丸い部分があるんです。
これは、その何年かはこの木が急成長し、大人の木になった事を現します。
人も動物も同じ。
子供から大人になるある期間は、目を見張る様に伸び、大人の身体が形成されてから、緩やかな成長と老化へ移行します。
私は会社も同じだと思っています。
成長すべき時期に成長を拒否してはいけない。
成長には栄養や学習が必要だし、痛みが伴う事もあるかもしれません。
しかし、大人に成る為には、全てが絶対に必要な事です。
伸びよ、と機が回って来た時は伸びるのが、自然体だと思っています。