土曜日は久しぶりにコンサートに行ってきました。
兵庫県立芸術文化センター( http://www1.gcenter-hyogo.jp/sysfile/center/top.html )は、付属オーケストラ(通称PACオケ→http://hpac-orc.jp/about/pac02.php)を持っていて、そのオーケストラの定期演奏会でした。
常任指揮者は、佐渡裕さんです。
今季はベートーベンがテーマになっており、このテーマでは指揮は井上道義さんです。
ベートーベンの交響曲を一番から順番に演奏して行きますが、非常にハードなプログラム構成で、毎週一日に交響曲を3曲ずつ演奏して行くと言うものです。
シンフォニー3曲連続は、演奏する方も聴く方も結構根性いりますよね。
それもベートーベンです。パワーがないと、太刀打ちできません。
で、演奏ですが、個人的には、『う~ん、もう一つやなあ』でした。
井上さんの指揮は、軽妙洒脱ですが、ちょっとベートーベンらしくないかなぁ。
それと、何よりPACオケの演奏が…でした。
私は、4・5・6番を聴いたのですが、特に名曲中の名曲である5番は、PACオケの技術では無理!
ただし、PACの名誉の為に申しあげると、以前は良かったのです。特に数ヶ月前のチャイコフスキー交響曲第5番は良かった!しかし、以前と比べて、レベルが確実に落ちています。
確かに、県立のオーケストラだから、演奏会チケットも格安で、たったの四千円です。
シンフォニー3曲で、四千円はありえない価格ですよね。
でも、『四千円だから仕方ないか』じゃなく、『四千円とは思えない素晴らしい演奏だった!』と、唸らせて欲しいものです。
今のPACオケはN響と比べると、大人と子供くらいの差が有ります。
プロなんですから、もう少し気合いを入れて欲しいものです!
大フィルが 大阪府の財政難のため 存続の危機にあるので、財政的に恵まれているPACオケには、是非頑張って欲しい!敢えて渇を入れさせていただきます。