チャイナなブログ ANDOR Kishimura

三国志など中国語のドラマや日常情報について綴ります

色の常識 お国が変われば通じない

前回携帯メールの絵文字や顔文字の事を書きました↓
http://blogs.yahoo.co.jp/anprimus_andor/20026568.html

色にも同じような事が言えると思います。

中国の飛行場でトイレに行ったときのことです。

私は何も考えず、自動的に赤のマークのついたトイレに入って行きました。

入ったところで、いきなりオジサンに怒鳴られた!「なんだ、このオンナ!」

「え!」と思って見ると、そこは男子トイレだったのです。

「何で?!」とトイレのマークをじっくり見ると、確かに「男子トイレ」のマークがついていました。

トイレの男女のマークは日本と同じだったのですが、そのマークの色は、なんと男女とも赤色だったんです!

はあ~なるほど・・・男子トイレでも赤色と来ましたか・・・こりゃ、不覚でした。

私は「対不起(すみません)」と叫びながら走って男子トイレから出ました。「やれやれ、痴女にまちがわれた・・・」

「赤色=女子」この認識は日本だけだったのですね。

この事があってから、何で日本では赤色=女子なんだろう、と考えて見ました。

遠い昔を紐解いてみると、赤=女子の感覚はありません。

戦国武将は 自らの甲冑を縅(おどし)と呼ばれた絹紐で綴り留めていましたが、その紐には緋色を使っている武将もいましたし、甲冑自体が緋色のものも有りました。

公家に至っては 上達目(かんだちめ)と呼ばれる位の高い貴族は 束帯(そくたい:平安貴族の着物)の下着に緋色を使っていて、この色は上級貴族でないと使えない色でした。

と言うことは、歴史的には 赤色=女子のイメージは無かったはず。

一体いつから「赤=女性」になったんでしょうね??

今のところ、いつからこの認識が始まったのか良く分かりません。

もし、お分かりの方がいらっしゃったら、是非教えて下さい!