色の常識 お国が変われば通じない
前回携帯メールの絵文字や顔文字の事を書きましたが、色にも同じような事が言えると思います。
中国の飛行場でトイレに行ったときのこと。
私は何も考えず、自動的に赤のマークのついたトイレに入りました。
その途端、いきなりオジサンに怒鳴られた!「なんだ、このオンナ!」
「え!」と思って見ると、そこは男子トイレだったのです。
「何で?!」とトイレのマークをじっくり見ると、確かに「男子トイレ」のマークがついていました。
トイレの男女のマークは日本と同じだったのですが、そのマークの色は、なんと男女とも赤色だったんです!
はあ~なるほど・・・男子トイレでも赤色なんや・・・こりゃ、不覚でした。
私は「対不起(すみません)」と叫びながら走って男子トイレから出ました。「やれやれ、痴女にまちがわれた・・・」
「赤色=女子」この認識は日本だけだったのですね。
何で日本では赤色=女子なんだろう。
遠い昔を紐解いてみると、赤=女子の感覚はありません。
戦国武将は 自らの甲冑を縅(おどし)と呼ばれた絹紐で綴り留めていましたが、その紐には緋色を使っている武将もいましたし、甲冑自体が緋色のものも有りました。
公家に至っては 上達目(かんだちめ)と呼ばれる位の高い貴族は 束帯(そくたい:平安貴族の着物)の下着に緋色を使っていて、この色は上級貴族でないと使えない色でした。
と言うことは、歴史的には 赤色=女子のイメージは無かったはず。
一体いつから「赤=女性」になったんでしょうね??
もし、お分かりの方がいらっしゃったら、是非教えて下さい!